2020年3月25日水曜日

「SPF」と「PA」の違いって

SPFやPAは、どちらも紫外線防止効果の高さを示す数値で、日焼け止めや化粧下地などUVカット効果のあるスキンケア製品に表示されています。「SPF50」や「PA++++」などと記載されていますね。
SPF・・・Sun Protection Factor(サンプロテクションファクター)の略です。紫外線 B 波( UVB )をカットする力を示しています。数字が大きいほど日焼け止めの効果が高くなります。1~50+(51より大きい)まであります。SPFの数値が25の場合、何も塗らなかった場合より、25倍長い時間、皮膚が赤くならず、サンバーンを起こさないという意味で使用されます。
PA・・・Protection Grade of UV-A(プロテクショングレイドオブUV-A)の略で、紫外線 A 波( UVA )の防止効果を表すものです。PAの表示は、+、++、+++などです。2013年1月のサンケア基準改定により++++も見かけるようになりました。より+の多い方が効果が高いということになります。
さて、UVAとUVBはどこが違うのでしょう。
日焼けを起こす力で比べると、UVBはUVAの600-1000倍強いといわれています。しかし、UVAは日光に大量に含まれていますので、海水浴などで真っ赤に日焼けした場合(サンバーン)、その責任割合はUVBが7-8割、UVAが2-3割と見積もられています。
シミ、しわ、皮膚癌などの慢性皮膚障害(光老化)についても圧倒的にUVBの影響が強いのですが、UVAも皮膚の深く、真皮にまで到達するという点でUVAの作用も無視できません。
 UVBとUVAの一番大きな違いは、UVBは細胞の核内にあるDNAに直接吸収されてDNAに傷をつけてしまうところです。
   
  詳しくはこちらhttps://www.dermatol.or.jp/qa/qa2/q03.html(日本皮膚科学会ホームページQ&A)

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