1つ目の研究はこれです。68名(18-62歳、71%が女性)を対象に、半分の方には、空腹状態をキープしてもらい(空腹群)、もう半分の方には指定のビスケットを食べてもらい空腹にならないようにキープしてもらった状態でいてもらい(非空腹群)、疑似オンライン食料品店で食料品を購入してもらうというものです(値段は見せない)。その結果、空腹群の人は、非空腹群の人に比べて高カロリーの食料品を購入したことが分かりました(p=0.05)。低カロリーの食料品の購入については、両方の群で差はなかったようです。
2つ目の研究は、実際のスーパーで行われました。82名の方に、おなかが満たされている時間帯(午後1時から4時)と空腹の時間帯(午後4時から7時の2つの時間帯にそれぞれ買い物をしてもらいました。その結果、空腹の時間帯では、低カロリー食品/高カロリー食品の比(=2.48)が、空腹でない時間帯のそれ(=3.96)に比べて低いことが分かりました(P=0.02)。空腹時の買い物は低カロリー食品率が低いってことです。
私がスナックを買ってしまうのもなるほど、納得のことなのかもしれません。買い物に行く時間はよく考えるのがよさそうです。特にダイエット中は・・・・!
論文はこちら ➡Aner Tal, PhD, and Brian Wansink, PhD, “Fattening Fasting: Hungry Grocery Shoppers Buy More Calories, Not More Food”, JAMA INTERN MED/ VOL 173 (NO. 12), JUNE 24, 2013
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