ランダム(無作為)に被験者を処置群と比較対照群(プラセボを使用することも)に分けて実施し、評価を行う臨床試験のことをいいます。被験者も医師も振り分けられるグループを選ぶことはできません。効果などがまだ十分に確認されていない方法を試験することもあり、高い倫理性と科学性が求められる研究方法です。ランダム化により、データの偏り(バイアス)が軽減するため、信頼性が高く、評価したいお薬または治療法が適正に評価される方法として、最もよく採用される試験方法です。「無作為化比較試験」ともいいます。通常は、英語名「Randomized Controlled Trial」の頭文字をとって「RCT」と略して呼んだり記述したりすることが多いようです。現在、医療現場で使用されているお薬のほとんどは、このランダム化比較試験でその有効性が証明されたものです。
参考URL:(治験ナビ)https://chikennavi.net/yougo/word/r/rct.htm
(厚生労働省「eJIM」)https://www.ejim.ncgg.go.jp/public/hint2/c02.html
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