2021年9月29日水曜日

秋のアレルギー 対策

写真左からブタクサ、ヨモギ、カナムグラ
秋は春の次に花粉症が多く現れる季節です。秋に飛散のピークを迎えるのがブタクサ、ヨモギ、カナムグラなどで、河川敷、道路脇、空き地、公園などに多く生息しています。秋の花粉は春の花粉と比べて粒子が小さく、身体の内側まで侵入するため、気管支に入り込むと喘息のような症状を引き起こすことも。風邪との見分けがつきにくいので、長引くようであれば専門医を受診してください。空気が乾燥する秋から冬にかけては、夏の間に繁殖したダニの死骸や糞が、0.01mm以下の粉状になり、空気中に舞い上がりやすく、鼻炎や結膜炎、皮膚の炎症などアレルギー症状を引き起こす原因に。対策として、定期的に換気し、カーペットの掃除機掛け、床や家具などの拭き掃除、寝具やカーテンの洗濯・天日干しなどを徹底しましょう。

花粉症とダニアレルギーは併発することもあり、市販薬での改善がみられない場合は、アレルゲン検査を。新型コロナウイルス感染症の流行が続く今、花粉症のケアや体調管理にも例年以上の注意が必要です。以下のポイントを守りながら、アレルギーに負けない秋を過ごしましょう。

  • 手指の洗浄、消毒の徹底
  • 隙間なく顔にフィットするマスクを選ぶ
  • 外出時は、つばの広めの帽子、専用のゴーグルや眼鏡、サングラスを着用
  • 外出後は、手洗い、うがい、衣類の洗濯を徹底
  • 検温を行ない、日々の体調の変化に注意する
  • レースのカーテンや換気扇を活用して、30分に1回程度、室内を換気

(日本アレルギー学会「アレルギーポータル」)https://allergyportal.jp/


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