2019年6月12日~8月14日までの毎週、 トータルで25名(男性11名、女性14名) の方に来院いただきました |
この研究は機能性ディスペプシアまたは過敏性腸症候群の患者の方30人、健常な方30人にご協力頂きました。おおさか臨床試験ボランティアの会では健康な方としてご参加いただく方を募集し多くの方にお申込みいただきました(メールマガジン55号、56号に掲載)。
自律神経機能などの生体情報測定用装置を搭載した衣服(ウェアラブルデバイス)を着用して頂き、食事・排便・睡眠・歩行・姿勢といった日常生活活動と消化管症状、自律神経機能との関連を分析して、今後の機能性消化管障害診療に役立てることを目的として実施されました(大阪市立大学医学部消化器内科と大阪医科薬科大学第二内科との共同研究)。健康な方の研究は2019年に、患者の方の研究は2018~2019年に実施され、その後2021年まで結果の解析などを行ってきました。
この研究結果は、第23回日本神経消化器病学会(2021年10月7日~8日開催)において「ウェアラブルデバイスを用いた過敏性腸症候群の自律神経機能解析」というテーマで発表され、「並木賞」を受賞されました。並木賞とは消化器心身医学領域の極めて優れた演題に授与される、ストレス潰瘍研究の大家である故・並木正義 旭川医科大学名誉教授のお名前を冠した賞です。ご参加くださった皆様、ありがとうございました。参加した研究がこのように高く評価されて誇らしいですよね!
0 件のコメント:
コメントを投稿