2024年10月2日水曜日

軟膏とクリームの違い

軟膏とクリームの違いはクリームには水が含まれていて、油ときれいに混ざっていることです。軟膏には水が含まれていません。クリームが軟膏に比べて塗りやすく、べたつかないのも水が含まれているからです。クリームの水と油が混ざっていることを専門用語では『乳化』と呼んでいます。乳化とは字の通り『乳』にすることです。『乳』は哺乳動物にとって体に吸収されやすいものです。クリームも軟膏に比べ吸収されやくなっています。そのため、クリームの方が早く効果が出ますが、軟膏に比べ汗で流れやすい欠点もあります。夏などべたつきが強く感じられる場合など、使用感を考慮して軟膏からクリームに処方が変わる場合もあります。ただし、薬の名前に『~軟膏』と書いてあっても、クリームであることもあります。

出典:(公益社団法人 日本皮膚科学会)https://www.dermatol.or.jp/qa/qa39/q01.html

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