健常人における睡眠と疲労と気温との関連を調査しました（2010年）

数年前になりますが、ボランティアの会の会員の方に「健康に関するアンケートを6日間お答えいただける方」と題した募集を行い、夏季における健康に関するアンケートを実施させていただきました。この時には、のべ600名を超える方々にご協力をしていただきました。睡眠と疲労には正の相関があることが確認されました。また7月、8月、9月と3回実施し、3回とも回答のご協力をして下さった方162名を対象に時期別に検討したところ、睡眠の質が良いグループでは時期にかかわらず疲労度は変化しませんでしたが、睡眠の質が悪いと時期で疲労度に変化がみられる、つまり睡眠が悪いと夏の暑い時期に疲れやすいという結果が得られました。

この研究結果は、疲労学会、国際睡眠学会で発表され、2015年に英文雑誌に収載されました。