薬は正しく使いましょう
薬がリスク(=危険)って? お聞きになったことかあるかもしれません。「クスリはリスク」。
薬は病気やケガの治療で役割を果たすものですが、その効き目(効能・効果)がある一方で、「副作用」というリスクもあわせ持っています。副作用には、口・のどの渇きや眠気といった比較的軽いものもあれば、肝機能障害や死に至るような重い症状もあります。「薬を使う」というのは、「副作用のリスクを背負う」ということ。文字通り、クスリとリスクは切り離せない、背中合わせの関係にあるのです。
薬を安心して使うためには、薬に関するリスク、正しい使い方や保管方法を知ることが大切です。そして、薬の服用歴が分かる「お薬手帳」や、薬について身近に相談できる「かかりつけ薬剤師・薬局」を持つことも有効です。
薬の正しい使い方
薬を使用する際には、次のような点への注意が必要です。
(1)使用前に説明文書をよく読みましょう
説明文書には用法・用量や効能・効果のほか、使用上の注意や副作用に関することが記載されているので、使用前には必ず目を通す習慣を付けましょう。また、捨てずに保管しておいて、すぐに読めるようにしておくことも大切です。
(2)用法・用量、タイミングを正しく守りましょう
飲み薬は決められた量よりも多く飲めばさらによく効く、というものではありません。逆に副作用や中毒などが現われる危険もあります。薬を飲むタイミングについても同様です。特に高齢の方や妊娠中・授乳中の方、赤ちゃんなどの場合は、薬の種類や使用する用法・用量に注意する必要があります。医師や薬剤師などの専門家から十分に説明を受け、正しく使用しましょう。
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