2020年1月21日火曜日

「健診」と「検診」は同じ?

健診も検診も病気の有無を調べるものですが、全く別物です。では、何が違うのでしょうか?
「健診」とは、健康診断のことを意味し、健康であるか否かを調べるために行う診断、乳幼児の発育状況などの調査のことです。病気の危険因子があるかどうかを見ていくものであり、特定の病気を発見していくものではありません。検査項目は、身長・体重・視力・聴力・血圧など短時間で比較的簡単にできるものが多く、血液検査も近所のかかりつけ医で行う項目より少なくなっています。健診の結果問題なければそれでよし、もし異常の兆候があれば、より詳しい検査が勧められますが、定期的に受診をしておくことで、病の進行を早期に食い止めることが容易になります。
「検診」は、特定の病気を早期に発見し、早期に治療することを目的としており、健診とは目的が大きく異なります。例えば、がん検診(胃がん・子宮頸がん・肺がん・乳がん・大腸がん)、肝炎ウイルス検診などがあります。

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