2020年1月21日火曜日

「フレイル」ってなに?

「フレイル」ということばをよく耳にしますね。フレイルとは、加齢とともに、心身の活力(例えば筋力や認知機能等)が低下し、生活機能障害、要介護状態、そして死亡などの危険性が高くなった状態のことをいいます。海外の老年医学の分野で使用されている「Frailty(フレイルティ)」の日本語訳で、これを日本語に訳すと「虚弱」や「老衰」、「脆弱」などになります。日本老年医学会で議論の末、「フレイル」ということばを使うことが提唱されました。
フレイルは、健康な状態と日常生活でサポートが必要な介護状態の中間を意味します。多くの方は、フレイルを経て要介護状態へ進むと考えられていますが、高齢者においては特にフレイルが発症しやすいことがわかっています。フレイルの状態に、家族や医療者が早く気付き対応することができれば、フレイルの状態から健常に近い状態へ改善したり、要介護状態に至る可能性を減らせる可能性があります。


フレイルの基準には統一されたものはなくさまざまなものがありますが、Friedが提唱したものが一般的に用いられているようです。この基準には5項目あり、3項目以上該当するとフレイル、1または2項目だけの場合にはフレイルの前段階であるプレフレイルと判断されています。

1.体重減少  2.主観的疲労感  3.日常生活活動量の減少
4.身体能力(歩行速度)の減弱  5.筋力(握力)の低下

詳しくはこちら健康長寿ネット https://www.tyojyu.or.jp/net/byouki/frailty/index.html


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