2021年1月8日金曜日

「インフルエンザ」と「風邪」の違い

 一般的に、風邪はさまざまなウイルスによって起こりますが、普通の風邪の多くは、のどの痛み、鼻汁、くしゃみや咳等の症状が中心で、全身症状はあまり見られず、発病は比較的ゆっくりです。発熱もインフルエンザほど高くなく、重症化することはあまりありません。

一方、インフルエンザは、インフルエンザウイルスに感染することによって起こる病気です。38℃以上の高熱、頭痛、関節痛、筋肉痛、全身倦怠感等の症状が比較的急速に現れるのが特徴です。併せて普通の風邪と同じように、のどの痛み、鼻汁、咳等の症状も見られます。子どもさんの場合、中耳炎、熱性けいれんなどを併発し、重症になることがあります。特に高齢者や呼吸器、心臓などに持病のある人は、インフルエンザそのものや、持病が悪化しやすく、最悪の場合、死に至る原因となることもあるので、十分な注意が必要です。近年では、幼児を中心に、まれに急性脳症を起こして、死亡または後遺症が残ったりする事例が明らかになっており、原因の解明や治療法の研究が進められています。

参考URL:
(厚生労働省)https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou01/qa.html
(大阪市)https://www.city.osaka.lg.jp/kenko/page/0000023353.html

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